もう一度、恋をしてもいいですか?
真知は運転をしながら
桜介に言われた言葉を
思い出していた。
あの人に対して
笑顔なんて
見せたことないはずのに・・
と思いながら。
一方、桜介は・・・
偶然入ったスーパで
真知の姿を見つけて
声をかけずにはいらなかった。
あんなに少しの会話で
あんなに少しのやり取りで
真知の魅力にひきつけられて
しまった。
真知の笑顔こそ
見られなかったものの
少し慌てた素振りや、
頑なになっているところ。
一目惚れからの『恋』に
逆らえなくなっていた。