もう一度、恋をしてもいいですか?


「おつかれ!」と言い、
2人は飲み始めた。


「お前のおかげで、うちの店は、
大繁盛だ。いや・・ここまでとは、
正直、俺も驚いてる。」
と大地が話を続けた。


「突然、イタリアから
帰って来たかと思えば
『お前の店で働かせてくれ』
だもんよ。


こんな下町のちっさな店で
いいのかよ?と、
気が引けちゃったよ、俺」

というと桜介は


「んなの関係ないだろ。
どんな街だろうと
俺はやっぱり日本が好きだ。

外に出てようやく
その良さに気がついた。

それにここに来て
沢山の人と出会って
人の温かさって、
やっぱりいいなって思ったよ。

できればずっとこの街に
いたいと思う。それに・・・」



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