もう一度、恋をしてもいいですか?
すると真知は少し考えて、
「そうね・・
もう3年経ったんだもんね。
このままじゃだめ、
って自分でもわかっているの。
仲川家のみんなに甘えて
一歩踏み出せない自分が
情けないとも思う。」
華枝は首を横に振り、
「ううん、
ウチは、全然構わないの!!
華代も大輔も
真知のこと大好きだし、
大地もわたしも・・
ほんとに助けられてる。
でも真知の幸せは
もっと他にあってもいいのかな、
って最近、思うんだ。
マスクを外したきっかけは
うちのチビたちだったかも
しれないけど、
ちょっとしたことで
真知は幸せになれるような
気がするんだもん。
余計なお世話かな?ごめんね」
と華枝は言った。
「余計なお世話だなんて
思わないよ。他に・・ね。
元旦那も再婚したっていうし、
わたしも前にすすまなきゃね・・」
と話すと
華枝は
「そうなの??そういうことって
わざわざ連絡してくるもの??」
と驚くと
「普通は知らせないよね~
はがきが届いたの。
『結婚しました~』ってやつ。
ホント
無神経で包容力のない男よ」と
真知は呆れ気味に言った。