もう一度、恋をしてもいいですか?

桜介は自分の頭を
ガシガシっと掻きながら

「ごめん、真知。俺、焦ってた。
まず、友だちになってくれる?
連絡先も交換してくれる?」

というと


真知は
「いいですよ。
連絡先、交換しましょ?」と

優しく微笑んだ。


ずっと桜介が近くで見たかった
真知の笑顔に見とれていると


「でも・・その前に・・
わたしのメガネ、
どこにありますか?
ずっと視界がぼやけたままで・・」と。


「もっと
メガネ外したままの真知を
眺めていたかったな・・・」

と言いながら桜介が
寝室から持ってきてくれた。







< 69 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop