もう一度、恋をしてもいいですか?
桜介は自分の頭を
ガシガシっと掻きながら
「ごめん、真知。俺、焦ってた。
まず、友だちになってくれる?
連絡先も交換してくれる?」
というと
真知は
「いいですよ。
連絡先、交換しましょ?」と
優しく微笑んだ。
ずっと桜介が近くで見たかった
真知の笑顔に見とれていると
「でも・・その前に・・
わたしのメガネ、
どこにありますか?
ずっと視界がぼやけたままで・・」と。
「もっと
メガネ外したままの真知を
眺めていたかったな・・・」
と言いながら桜介が
寝室から持ってきてくれた。