もう一度、恋をしてもいいですか?
「あの…桜介さん…
ひとつ聞いてもいいですか?」
「なぁに?」
真知は少し俯き
赤くなりながら
「昨日は…その…
なにもなかったんですよね?
わたしたち。」
「なにもなかったって?
あっ、あぁ…!
何かあった方が良かった?」
と桜介。
「そうじゃなくて!」
と真知がいうと
「うん、なにもないよ。
俺はここで寝たし。」というと
すこし安心した様子の真知。
「ホントはキスしたいくらい
可愛い寝顔だったんだどね・・・」
と桜介が言うと
真知は自分でも
赤面しているのがわかるくらいに
顔が熱くなり、
両手で顔を覆いながら
「からかわないでください・・」
と言った。