もう一度、恋をしてもいいですか?
真知は、桜介の手を
おもいっきり
握りしめていたことに気がつき、
慌てて
「あっ、ごめんなさい」
と言って手を離した。
すると桜介は
「俺は嬉しかったんだけどなぁ」
と少し残念そうに笑った。
「昨日は、
ありがとうございました。
じゃあ。」と真知がいうと
「うん、また明日ね」と
桜介はいい、
真知はクルマに乗り込んだ。
運転しながら真知は
「明日?何かあったかな?」
と思ったが、
大して気に止めずに自宅へ向かった。