もう一度、恋をしてもいいですか?
「!?桜介さん!?
何やってるんですか?
こんなところで!!」
と、真知は思わず
大きな声を上げた。
そこには
さっきLINEのメッセージを
送った相手である桜介の姿があり、
「あっ・・!真知。
お疲れさま!!
ちょっと顔見たくてさ・・・」
と桜介は顔を上げて微笑んだ。
真知も
なんだか少し嬉しくなり
「少し話します?」と
車の鍵を開け、
桜介を助手席に招き入れた。
真知は
「ちょっと待っててくださいね」
と言い、自販機に走り
温かコーヒーとカフェオレを
買って運転席に座った。
「桜介さんが淹れるコーヒーには
到底及ばないと思いますけど・・・
どちらにします?」
と差し出した。
桜介はコーヒーを選んで受け取り
「ありがとう」と言った。