もう一度、恋をしてもいいですか?
「『純情』って言葉は
お前に絶対、似合わない!」
といって
大地がケラケラ笑ったが、
少し真面目な顔になり
「そいえばさ・・・
この前、店の前で真知ちゃんに
連絡先らしき紙を渡してる
サラリーマンを見かけたぞ。
早くしないと
誰かに
持ってかれちゃうかもな~」
とからかうと
桜介は
ちょっと焦ったようで
「そうだよな・・
やっぱ一歩踏み出さなきゃ
マズイよな・・・」と言った。
「そうだな・・
もともと綺麗だもんな~
真知ちゃん。」
と言うと
桜介は
「だよな・・」と
頭の中は、
真知のことで一杯になった。