もう一度、恋をしてもいいですか?
桜介の姿を見つけ
真知は駆け寄り、
「遅くなっちゃって
ごめんなさい」と声をかけると
「ううん。
いま来たところだよ。
お疲れさま、真知」
と桜介が微笑みながら言う。
「今日は・・
どうしましょうか?」
と真知が心配そうに伺うと
「明日、休みだから・・
真知の家に行きたいんだけど・・
どうかな?」と桜介。
真知は突然の提案に
戸惑いながらも
「散らかってるけど・・・
よろしければ・・
ウチにいらっしゃいますか?
わたしも話さなきゃいけないことが
あるんです」
と桜介に伝えた。
桜介は、
真知の話の内容が気になり
若干そわそわしながら、
助手席に乗り込んだ。