私の恋は、期限つき
お会いしてた女性は、仕事関係のようで、私の嫉妬から心配させてしまった。

けれど、大我さんは、優しい対応をしてくれた。


プロポーズの返事についても、私の誕生日にと言ったままなにも言ってこない。
大我さんのお父さまが許されてないのに、お見合いの相手がいるだろうに、あと4ヶ月もこうしていられるのだろうか?


デートは、楽しく過ごせた。


帰り道。
「凜さん。私のことを信じてくださいね。」

そう言って、抱き締めてくれた。


大我さんに抱き締められるのは、とても気持ちよい。

このまま一緒にいたいな~
なんて、いつも思ってしまう。







もやもやした気持ちが消えきらないまま、忙しい3月までが過ぎてしまった。




「凜ちゃん。バレンタインは、ちょっと会っただけだと言ってたけど、ホワイトデーにお返しとかしていただいたの?」

美香さんがそう尋ねてきた。

「もらいましたよ。」
そう言って、一粒ダイヤのネックレスを見せた。

「えっ?それがお返し?」

美香さんが驚いていたけど、私だってそう思う。


お返しをもらったときのことを思い出してみる。








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