私の恋は、期限つき
『凜さんは、なにも心配しないで待っていてください。』そう言ってくれる大我さんに、安心を感じる。

とても器の大きさを感じてしまう。


だけど、半年も男女の関係がないままで大我さんは、大丈夫なのかな?
なんて、余計な心配もしてしまう。

大我さんが素敵な人だから、寄ってくる綺麗な女性とそんな関係にならないかと心配してしまうんだ。


なんで、私ってこんな掟なんかに縛られてるんだと思ってしまうときがある。


そういえば、お母さんが大我さんと関係を持ってもよいようなことを言ってたんだよな。

スミスの女性が婚約前に関係を持つなんて、稀なんだけど…
それって、…?

叔母さんがそうだったはずだけど、そのときには、婚約どころか結婚まで決まってて、公表してないってだけだったし…


どういうことなんだろ?

考えてもよくわからない。


大我さんは、そんな関係を急ぐつもりなさそうなんだよな~
私って、魅力が足りないのかしら?



また、いろいろと悶々とした考えに捕らえられてしまう。







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