私の恋は、期限つき

三条さんと出会ってからの週末。
大我さんから、電話があった。

いつも通りで、かわった様子もなかった。

私は、三条さんのことを話題にしたりしなかった。

お互いの仕事の都合により、しばらく会えそうにないが、そんなことで不安になったりしなかった。
気がかりなのは、大我さんのお父さま!

きっと、いろいろと画策しているはず。

それによって、大我さんに迷惑かけたりするようなことがないか、とか仕事に支障なくとも、プライベートでの支障は、あるのかもしれないと思った。

あまりに会えないと、近くにいるのに遠距離恋愛してるような気分になる。

私が退職する来月の締め日には、会う約束をした。


恋愛すると、ウキウキした気持ちだけでなく、なんだか心の奥底に渦巻く説明できないようなどろどろした感情もついてくるのだな~なんて、自分を分析してみる。
この渦巻いている感情がどうにも厄介なんだと、わかっていても、うまくコントロールすることが、できない。

はぁ~
先代たちは、こんな感情とどう折り合いをつけて、うまく乗り越えたんだろう?

おばあちゃんにでも、相談してみようかな?

そんなことを考えてみる。







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