私の恋は、期限つき
5
今日は、年末最後の出勤日。
会社の大掃除だ。
「凜ちゃん、元気ないみたいだけどなにかあった?クリスマスデートは、うまくいったみたいだから、喧嘩したとかじゃないんでしょ?」
事務所の掃除をしながら、美香さんが私に言ってくる。
やっぱり、わかるよね。
複雑な気持ちなままだから、なかなか返事ができなかった。
「まさか、別れちゃったなんてわけじゃないよね。」
ビックリしたように言ってくる。
「えっ!違います。全然そんなことないです。」
「でも、うまくいってるにしては、なんだかイマイチな感じが漂ってるんだけど~」
うっ、鋭い。
美香さんに、ポツリポツリと話しをしてみる。
プロポーズをされたんだけど、突然すぎて返事ができなかったこと。
「新川さんて、ロマンチックで紳士で素敵なのね。
それで、なんで返事できなかったの?不満があるわけじゃないでしょ?」
大我さんに不満なんかあるわけない。
「それは…私に問題が…」
「どんな問題なの?
あんな優良物件、なかなかいないわよ?」
そんなことわかってます。
だけど、大問題なんですよ。
この問題を、クリアできることがあるんだろうか?
「じゃ、お付き合いやめるの?」
そう聞かれて首をブンブンと横に振る。
「その様子だと、好きじゃないからとかってわけじゃなさそうね。家庭の事情ってやつかしら?
まぁ、言い辛いだろうから、聞かないけど…
新川さんには、話して相談してみたら?
真剣ならば、それなりに対応してくれると思うわよ。
新川さんは、そんな器の小さい人だと思えないんだけどね。」
美香さんの言ってることは、わかる。
大我さんの器がそんな小さいとも思えない。
だけど、そんな問題じゃないんだ。
会社の大掃除だ。
「凜ちゃん、元気ないみたいだけどなにかあった?クリスマスデートは、うまくいったみたいだから、喧嘩したとかじゃないんでしょ?」
事務所の掃除をしながら、美香さんが私に言ってくる。
やっぱり、わかるよね。
複雑な気持ちなままだから、なかなか返事ができなかった。
「まさか、別れちゃったなんてわけじゃないよね。」
ビックリしたように言ってくる。
「えっ!違います。全然そんなことないです。」
「でも、うまくいってるにしては、なんだかイマイチな感じが漂ってるんだけど~」
うっ、鋭い。
美香さんに、ポツリポツリと話しをしてみる。
プロポーズをされたんだけど、突然すぎて返事ができなかったこと。
「新川さんて、ロマンチックで紳士で素敵なのね。
それで、なんで返事できなかったの?不満があるわけじゃないでしょ?」
大我さんに不満なんかあるわけない。
「それは…私に問題が…」
「どんな問題なの?
あんな優良物件、なかなかいないわよ?」
そんなことわかってます。
だけど、大問題なんですよ。
この問題を、クリアできることがあるんだろうか?
「じゃ、お付き合いやめるの?」
そう聞かれて首をブンブンと横に振る。
「その様子だと、好きじゃないからとかってわけじゃなさそうね。家庭の事情ってやつかしら?
まぁ、言い辛いだろうから、聞かないけど…
新川さんには、話して相談してみたら?
真剣ならば、それなりに対応してくれると思うわよ。
新川さんは、そんな器の小さい人だと思えないんだけどね。」
美香さんの言ってることは、わかる。
大我さんの器がそんな小さいとも思えない。
だけど、そんな問題じゃないんだ。