心の中でごめんなさい
家族3人食事をしながら今日の出来事を話した。

「じゃ・・美羽は可愛い赤ちゃんに出会ったんだな」

「うん、あきちゃんっていうの。美羽の指を離さないの」

「そうか・・・赤ちゃんって可愛いだろ?」

「うん凄く可愛いかった」

「あちらの方は迷惑じゃなかったのか?」

「ご夫婦にお礼を言われたわ・・」

「それでね・・パパ・・その赤ちゃんの写真・・写メで撮ったの」

「美羽どうして!」

「ママ?・・だって・・あきちゃんのママがいいっていうから・・」

何故かその写真は消してほしい・・そう思った。

主人と美羽がその写真を見て笑っているのが嫌だった。

「パパ・・この人が・・あきちゃんのママと後ろに写ってるのが・・パパだよ」

「美羽!ちょっと見せて」

「え・・はい」

見た写真には私は写っていなかった・・・

よかった・・・と思う私がいた。

「へぇ・・・かっこいいパパと綺麗なママだな・・」

「でもパパやママには負けるよ」

「美羽・・照れるな・・・」

笑って会話をしている二人を見て胸が痛くなった。

「ママ・・どうしたの?元気ないね」

「そんなこと無いわよ・・・大丈夫だから」

「疲れたのか?」

「いいえ・・」
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