カ・ン・シ・カメラ
夜
勢いで颯の家を出たあたしは、帰り道颯にメールを送った。
《なんだか体調が悪いから今日は帰るね。
颯、18歳の誕生日おめでとう!
ケーキはちゃんと食べてね?
あと、棚にクマのぬいぐるみを置いてあります。
あたしからのプレゼントだよ。
クマさんが一番居心地よさそうな場所に置いておくので、動かさないでね。
じゃぁ、また明日学校で!》
普通彼女が途中で帰ってしまえば慌てるだろう。
だけどきっと颯は慌てない。
これだけのメールを信じ込み、あたしを追いかけようとはしない。
《そっか。お大事に!
ケーキとプレゼントありがとうな!》
短いメールが来てあたしは思わず笑った。
ほら、ね。
体調が悪いと書いたのに、家まで送って行こうとは思わないのだ。
《なんだか体調が悪いから今日は帰るね。
颯、18歳の誕生日おめでとう!
ケーキはちゃんと食べてね?
あと、棚にクマのぬいぐるみを置いてあります。
あたしからのプレゼントだよ。
クマさんが一番居心地よさそうな場所に置いておくので、動かさないでね。
じゃぁ、また明日学校で!》
普通彼女が途中で帰ってしまえば慌てるだろう。
だけどきっと颯は慌てない。
これだけのメールを信じ込み、あたしを追いかけようとはしない。
《そっか。お大事に!
ケーキとプレゼントありがとうな!》
短いメールが来てあたしは思わず笑った。
ほら、ね。
体調が悪いと書いたのに、家まで送って行こうとは思わないのだ。