…… の、 定義

アユミの家で親子三人水入らずで
のんびりと寛いでいたトモですが。

突然マサキが友人宅にお泊まりに行く事になり
思いがけずアユミと二人っきりに…!!

昔はいつも二人っきりで
甘い夜を過ごしていたはずなのに、
13年ぶりの二人きりの夜に緊張しまくるトモ。

初めてのデートの話をするくだりが
なんだかやけに微笑ましい。

夕食時に二人きりの空気に緊張したトモが
話題を探してうっかりハルの名前を出す。
トモは思いきって、リュウが何年後かには
ハルを嫁にすると話すのだけれど、
アユミは案外あっさりした反応。
そりゃまぁ…そうでしょう。
別れてからもずっと想い続けてきたトモが
目の前にいるんだから。

そしてトモはそれこそ思いきって
アユミにプロポーズをするものの、
今すぐは決められないから考えさせてと
返事を保留にされてガックリ落ち込みます。

でもそれはマサキがその場にいなかったから
自分だけの判断で即答できなかっただけで、
アユミもトモと一緒になりたいのは同じ。

それを聞いたトモはホッとして、ようやく
二人っきりの甘い夜を過ごすのです。

「今だけは、オレだけの
アユちゃんでいてくれる？」

トモの本音ですね、わかります。

アユミの前では優しい“トモくん”ですが。
ところどころに大人の男になった
片鱗がうかがえますね。

なんにせよトモは、もう一度アユミを
自分だけのアユミにできたわけです。

一度は離してしまったアユミを抱きしめて、
もう絶対離さないと、その想いを伝えて。