…… の、 定義

『幸せの定義――君と僕の宝物――』完結後、ユウとレナの定義シリーズに関しては
これで終わりかなと思ったり、
リュウとハルの話はいずれ書いてみたいな～と
おぼろげに考えながらも、しばらくは
定義シリーズから遠ざかっていました。

その後もそろそろリュウとハルの話書く？と
思いはするものの、もう少し温めようかとか
なんとなく手付かずだったのですが…。


ある時、ふと思ったんです。
『Cry for the moon』でリュウトとトモキが
ロンドンに行った後、残されたメンバーは
どんなふうに大人になったのだろう？と。

アキラとマナブはどんな気持ちでバンド仲間のリュウトとトモキを見送ったのか。

あの時のアユミの気持ちは？

『幸せの定義』でも相変わらず仲良く
ほんの少し顔を出したアキラとユキの関係は？

『Cry for the moon』では脚光を浴びなかったアキラ、ユキ、マナブにスポットを当てて
物語を書くとどうなるんだろう？


そんな些細な思い付きで生まれたこの作品は、言わばもうひとつの『Cry for the moon』。


『定義シリーズ』の大筋からは
かなり離れてしまうのですが、
『幸せの定義』でのストーリーを踏まえて
大人になった彼らの今の姿を書いてみました。