…… の、 定義
物語の最後の方で、
ユウとレナが恋の定義について
語り合うシーンがあります。

昔は恋の定義がわからないと
言っていたレナが、
私の恋の定義はユウだよ、と言う。
ユウの恋の定義は、
レナを誰よりも強く想うこと。

ずっと自分ばかりがレナを好きなんだと
思っていたユウでしたが、
レナも自覚はなかったものの、
ずっとユウの事が好きだったんですね。

それを知ったユウが、
今、レナがそばにいてくれて幸せだと言う。

随分と遠回りをして結ばれた二人。
だけど昔からお互いを大切に想う気持ちは
何ひとつ変わらない。


幼い頃から感情表現が苦手だったレナが、
ユウが過去に関係を持った相手に嫉妬したり
拗ねてユウに意地悪(?)をしたりする。
それがたまらなく嬉しいというユウ、
やはり重症です。

そしてレナが自分からユウにキスをして
ユウを求めてくれた事。
ユウは少し戸惑いながらも、
やっとレナと本当の恋人同士になれたと
嬉しかったに違いありません。


まだ恋人としては始まったばかりの二人が、
またひとつ強い絆で結ばれた瞬間です。



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