…… の、 定義
歳も離れているし戸籍上は身内だし、
ただでさえリュウへの想いを持て余している
ハルに突き付けられた、すぐそばにいても
自分を見てもらえないという、
つら過ぎる現実。

ハルが眠っているリュウに向かって
少し大人ぶって“リュウト”と呼び掛けたり、
わざと冷たくあしらうリュウに
泣きながらキスするシーンは
切なくて胸が痛みます。

まだまだ子供だと思っていたのに、
少しずつ、けれども確実に
大人になっていくハルに戸惑うリュウ。

“とーちゃん大好き”
“ハルが大人になったら結婚しようね”
という聞き慣れたはずのハルの言葉が、
だんだん現実味を帯びてくる瞬間でした。


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