…… の、 定義

その後、トモに子供がいるかも知れない事や
ハルとの事をユウに相談したリュウは、
ユウを介してトモの本心を知る事に。

一度もリュウを責めなかったトモが
本当は深く傷付き、アユミと別れた後も
ずっと心の中で自分を責めながら
あがき続けていたのだとリュウは気付きます。

ずっとすぐそばにいたはずなのに
親友が笑顔の下で何を思い苦しんでいたのか
気付く事ができなかった罪悪感ですかね。
リュウはすごくつらかったと思う。

親友ってなんだろう？
親しいからこそ
言いたい事や聞きたい事もあれば、
言いにくい事も聞きづらい事もあるよね。
そして相手を想うからこそ
言いにくくても言うべき事や
聞きづらくても聞くべき事がある。

リュウは親しいからこそ
余計な事を言わないし、聞かない。
トモはリュウを大事に想うからこそ
傷付けるような事は言いたくない。

ユウは二人がお互いをどんなに大事に
想っているかをわかっているので、
一度トモと腹を割って話してみろと言います。
相手が大事だからこそ
言いにくい事もあるけれど、
お互いの本音をぶつけてみるのも必要だと。

ユウはレナと二人で暮らしていくうちに、
その事に気付いたんでしょう。

ユウとリュウ、意外と絆強いんですかね。
トモが来るまではロンドンで
ユウとリュウ二人だったわけだから。
リュウがトモには見せようとしなかった
弱さや繊細な面も、ユウにだけは
見せていたんだなぁ。