chocolate---Music
今更だが、私は創のことが好きだ
もちろん伝えてないけどw
だって、たぶん創は私のことそういう対象として見てないから
創の作った曲を一番近くで理解し、歌っていた
ただ、それだけ…
それだけ、だから…
だから想いを伝えることをためらっている
拒絶され、創の曲を、創自身を一番近くで見ていられなくなることが嫌なのだ
「創っ!早く学校行こ?」
気持ちを紛らわすように創に声をかける
「あぁ、そうだな、早く行こう」
そう言って創は私に手を差しのべる
これも小さい頃から変わらない
創は優しいから…
そっとその手を取り歩き出した