意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
「それをちょうどいいって言ったらダメでしょ!
どうするのよ、あたし、明日恥ずかしすぎて死んじゃうかもしれないでしょっ?!」

衣装の袋を、紅い顔で見つめる立花。
今日はよく紅くなるなぁ。

「死なないって!
美空は本当にバカだなぁ」

ははは、と笑って頭をぽんぽんと撫でる。

「あんたはどうして平気なのよっ?」
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