意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
魔法使いの苦悩
確かに、中川と受付だってことになってしまったけど。
泣いて走っていった立花を放っておいてまで、すること?

それってどうなんだ?
俺はそれどころじゃないっての!

「あ、俺、今手が空いてるから、立花ちゃん探してくるよ!
瀬田は、約束通りそこにいなって」

待て、と声をかける前に、高橋は走っていってしまった。
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