意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
いてもたってもいられない。
謝って、許してもらって、それからじゃないと何も進まない。

「ちょっと高橋、受付頼んだ!
すぐ戻るから!」

「え、あぁ、別に良いけど。
あ、立花ちゃんなら、さっき裏庭の辺りにいたぞ!」

おう、と、裏庭を目指して走る。

校舎を出ると、想像以上に賑やかな会場が目の前に広がる。
人ごみをかき分けて、魔女を探す。
< 134 / 251 >

この作品をシェア

pagetop