意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
「それで、今日一緒にいることを思い出に、諦めようと思って……。
だって、夢見てたって、絶対勝目、ないんだもん。
瀬田君の立花さんへの愛情、すごいもんね。
それで思い出を胸に今日で諦めようと思ったのに……。
それも忙しくて無理だったね」
くすくすと笑う中川。
「でもね、わたし、立花さんも可愛くて好きなの。
優しいし天然だし」
俺は、黙って聞いていた。
だって、夢見てたって、絶対勝目、ないんだもん。
瀬田君の立花さんへの愛情、すごいもんね。
それで思い出を胸に今日で諦めようと思ったのに……。
それも忙しくて無理だったね」
くすくすと笑う中川。
「でもね、わたし、立花さんも可愛くて好きなの。
優しいし天然だし」
俺は、黙って聞いていた。