意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
いよいよ舞台へ
スタスタと舞台の中央まで行く。
俺はあんまり舞台上に立つことや、人前で話すことに抵抗がない。
平気だ。
だけど美空は正反対だ。
なかなか出てこない上に、出てきたと思ったら途中で立ち止まってしまった。
ヴェールをかけた顔をふるふると振って、恥ずかしがっている。
どうやらもう歩けないほど、恥ずかしいらしい。
昨日の試着とは違う、完全装備。
ウエディングドレス、ヴェール、長手袋に、足元は白いヒール。
ヒール。結構高いな。転ばないか心配だ。
そして、手には、小さな花束。
俺はあんまり舞台上に立つことや、人前で話すことに抵抗がない。
平気だ。
だけど美空は正反対だ。
なかなか出てこない上に、出てきたと思ったら途中で立ち止まってしまった。
ヴェールをかけた顔をふるふると振って、恥ずかしがっている。
どうやらもう歩けないほど、恥ずかしいらしい。
昨日の試着とは違う、完全装備。
ウエディングドレス、ヴェール、長手袋に、足元は白いヒール。
ヒール。結構高いな。転ばないか心配だ。
そして、手には、小さな花束。