意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
文化祭を見よう
体育館を裏口から出て暫く歩いて会場前。

「で、お姫様?
何をお求めですか?」

仰々しく、わざと頭を下げて手をとってみれば。

「やだ、それっぽい!
写真撮るから、そのままそのまま!」

大喜びで写真を撮る鈴木と、きょとんとした美空。
周囲も、何事かと話題にしたり、写真を撮ったりしている。
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