意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
「すごいね、本当に新郎新婦みたいだよ?」

優しい瞳で、鈴木は美空を見つめている。
お前、さっきまで面白い面白いって大笑いしてたよな?

まぁ、鈴木からすると、美空は妹のような存在で可愛いんだろう。
いつもそんな風だし。

茶化すけど、美空に対する瞳は柔らかく、優しい。

……俺は自分でそう思っておいて、何だか小姑に遊ばれているような気持ちになってしまった。
鈴木が小姑とか、なぁんか、嫌だ……。
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