意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
ついでに言えば、1つ上の俺の兄貴は、毎日弁当持参で登校している。
母親には、
「あんたも弁当持ってけば?」
と、言われている。
一人分も二人分も作るの変わらないし、食費も浮くし、と。
なので別に自分で作らなくても、弁当を持ってこようと思えばいつでも持ってこれる、
それでも弁当を断って毎日購買のパンを食べるのは、俺が立花と分け合いたいから。
同じ物、同じ話題で楽しみたいから。
それなのにこいつときたら。
な~にが作ってきたら? だよ。
俺が食べたいのはな、自分で作った弁当でも、母親が作った兄貴とお揃いの弁当でもないんだよ。
お前の作った、お前とお揃いの弁当なんだよ。
母親には、
「あんたも弁当持ってけば?」
と、言われている。
一人分も二人分も作るの変わらないし、食費も浮くし、と。
なので別に自分で作らなくても、弁当を持ってこようと思えばいつでも持ってこれる、
それでも弁当を断って毎日購買のパンを食べるのは、俺が立花と分け合いたいから。
同じ物、同じ話題で楽しみたいから。
それなのにこいつときたら。
な~にが作ってきたら? だよ。
俺が食べたいのはな、自分で作った弁当でも、母親が作った兄貴とお揃いの弁当でもないんだよ。
お前の作った、お前とお揃いの弁当なんだよ。