意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
ちなみに、一日交代で係を入れ替えて、パン代とドリンク代を交互に出し合うことで、チャラってことにして細かい小銭のやりとりはしない。
俺は別に、毎日二人分の昼代くらい出しても良いんだけど、それは悪い、と立花が気にする。
それで、立花が気にしないようにと考えた末の、この体制だ。
俺達の、昼のパンとドリンクの役割分担の話しを聞いた鈴木が、ふ~ん? と、ニヤついている。
最も、鈍い立花は親友のはずの彼女の表情の変化に、全然気がつかないけど。
きっと鈍感娘には、優しい親友の、いつも通りの笑顔にでも、見えているんだろう。
「も~!
瀬田のせいで、あたしのコロッケバーガーもうない!
ほら、パンもひとつあるでしょ?
分けてよ」
はいはい、わかってますよ。
俺は別に、毎日二人分の昼代くらい出しても良いんだけど、それは悪い、と立花が気にする。
それで、立花が気にしないようにと考えた末の、この体制だ。
俺達の、昼のパンとドリンクの役割分担の話しを聞いた鈴木が、ふ~ん? と、ニヤついている。
最も、鈍い立花は親友のはずの彼女の表情の変化に、全然気がつかないけど。
きっと鈍感娘には、優しい親友の、いつも通りの笑顔にでも、見えているんだろう。
「も~!
瀬田のせいで、あたしのコロッケバーガーもうない!
ほら、パンもひとつあるでしょ?
分けてよ」
はいはい、わかってますよ。