意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
塩崎は一瞬驚いた顔をして、少し考えてから、口を開いた。
「……。
いつも一緒にいるし、仲良いし。
もしかして二人は付き合ってるのかなって……」
「じゃ、そうかもな?」
軽く言ってのけると、ムッとされた。
「なぁ瀬田。
なんではっきり答えてくれないんだ?
もしかして、違うのか?」
付き合ってるなら付き合ってるってはっきり言えよ!
知りたくて聞いてるんだろ?!
さっきよりも声量を上げて、口調を強めて、塩崎は俺に詰め寄った。
はいはい、そうなんでしょうね、と。
さっき通り過ぎていった隣のクラスの奴らが、振り向いてなんだ? と首をかしげている。
「……。
いつも一緒にいるし、仲良いし。
もしかして二人は付き合ってるのかなって……」
「じゃ、そうかもな?」
軽く言ってのけると、ムッとされた。
「なぁ瀬田。
なんではっきり答えてくれないんだ?
もしかして、違うのか?」
付き合ってるなら付き合ってるってはっきり言えよ!
知りたくて聞いてるんだろ?!
さっきよりも声量を上げて、口調を強めて、塩崎は俺に詰め寄った。
はいはい、そうなんでしょうね、と。
さっき通り過ぎていった隣のクラスの奴らが、振り向いてなんだ? と首をかしげている。