意地悪くんと鈍感ちゃんの初恋物語
「起こしてくれたっていいじゃない?
瀬田の意地悪!!」
意地悪ねぇ。
まぁ、意地悪かも?
寝顔があまりにも可愛くて見ていたくなって、起こすなって周囲に合図を出したのは俺だ。
起こしてあげようとするクラスメイトに、起きろ、と注意したかった世界史の先生に、担任の先生。
その人達全てに合図をして、立花を起こすことを阻止した。
なのでまぁ、多少責任は感じている。
でも、寝たのは立花本人だし、それで意地悪って文句を言われてもなぁ。
「はぁ?! 俺のせい?!」
意地悪、と未だにムッとしている立花に、俺もムッとしたフリをして言い返す。
本当はムッとするどころか、頬を膨らましている彼女が面白くって可愛くって仕方ない。
瀬田の意地悪!!」
意地悪ねぇ。
まぁ、意地悪かも?
寝顔があまりにも可愛くて見ていたくなって、起こすなって周囲に合図を出したのは俺だ。
起こしてあげようとするクラスメイトに、起きろ、と注意したかった世界史の先生に、担任の先生。
その人達全てに合図をして、立花を起こすことを阻止した。
なのでまぁ、多少責任は感じている。
でも、寝たのは立花本人だし、それで意地悪って文句を言われてもなぁ。
「はぁ?! 俺のせい?!」
意地悪、と未だにムッとしている立花に、俺もムッとしたフリをして言い返す。
本当はムッとするどころか、頬を膨らましている彼女が面白くって可愛くって仕方ない。