青空の君に。
「奈留瀬?どこいくの?」
「ちょつと出てくる」
「そぅ。早めに帰ってきてね。」
「うん。」
そう言ってドアお開ける。
そして、暗い道。
冷たい風に当たりながら公園に向かった。

「郁弥。」
薄暗い公園に、1人ベンチに座っている郁弥
「おぉ……奈留瀬。」
「なんで呼んだの?」
「……俺さ?いつだってあいつに会えると思ってたんだよな……」
「……」
「これ……」
私の方に差し出される箱。
「……」
開けると……雪のモチーフの可愛いブレスレット。
「……っ」
「……ごめん……」
「……郁弥は何も悪くないから……じゃぁね。」
箱をポケットにしまって郁弥に背を向ける。
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