颯爽と現れる王子様もヒーローも、すべては夢物語。
息をひそめていた刺客にまるで気が付かないまま。愛されヒロインはぺろりと食べられてしまうのです。
無愛想で口が悪くてモラル皆無で、キレ気味に告白してきた悪役に。
4年間も片想いだなんて
「俺にしとけば?」
押し倒してそんな台詞を吐くなんて
いったいどこの当て馬さんですか。
*
これぞ胸きゅん…!近くて近くて気が付かない。運命かは分からないけれど、ずっと傍にいたのです。ずっと傍で彼は彼女を見ていたのです。
ふたりの距離感もやりとりも絶妙で、思わずニヤけながらため息。大好きです。理想の当て馬、理想のヒロイン。こんなふたりを待ってました!
とんでもない悪役に流されて食べられちゃってください。さあ早く。
素敵なお話ありがとうございました!ぜひ御一読を!