名前で呼べよ。~幼なじみに恋をして~
そうちゃんの方は、全体的に酸味が強くて爽やかだった。
ほどよく涼やかで、酸っぱくない。
「も、もう一口……!」
「どーぞ」
「やったっ」
許可ももらえたことだし、と控えめにした先ほどより多めに飲む。美味しい。
「美味しい! すごい何これ美味しい!」
あんまり好みの味で美味しくて、思わず一人ではしゃいでいたら、苦笑気味なそうちゃんに、「交換する?」と提案されてしまった。
「大丈夫!」
慌ててぶんぶん首を横に振って、グラスを両手で滑らせて返す。
桃の方もとても美味しいので、ちゃんと飲み切りたい。
でも次は、絶対キウイの方を飲もう。そうしよう。
氷が角から欠けていき、まるごと一つ溶けて残り二つになって、注いだデトックスウォーターがそれぞれ話の合間に全てなくなった頃、料理が来た。
おおお。
……料理、すっごく美味しそう。
ほどよく涼やかで、酸っぱくない。
「も、もう一口……!」
「どーぞ」
「やったっ」
許可ももらえたことだし、と控えめにした先ほどより多めに飲む。美味しい。
「美味しい! すごい何これ美味しい!」
あんまり好みの味で美味しくて、思わず一人ではしゃいでいたら、苦笑気味なそうちゃんに、「交換する?」と提案されてしまった。
「大丈夫!」
慌ててぶんぶん首を横に振って、グラスを両手で滑らせて返す。
桃の方もとても美味しいので、ちゃんと飲み切りたい。
でも次は、絶対キウイの方を飲もう。そうしよう。
氷が角から欠けていき、まるごと一つ溶けて残り二つになって、注いだデトックスウォーターがそれぞれ話の合間に全てなくなった頃、料理が来た。
おおお。
……料理、すっごく美味しそう。