涙が枯れる日 Ⅱ【完】
あまりにも痛く、顔を歪めてしまった。
殴ったつかさはフルフルと震えている。
「つかさー、ちゃんとやらないと怒っちゃうよー?」
「ご、こめん…なさい。」
その後のつかさは無我夢中で私を殴った…
殴られたところはじんじんと痛む。
きっと、抵抗すれば酷くなるのが目に見えていた。
お父さんの時に学んだから分かる。
そんな私を理子ちゃんは面白くないと言った…
そして理子ちゃんは何か考えると、ニヤッと笑った…