涙が枯れる日 Ⅱ【完】



そして俺は急いで親父に連絡した。




「すみません。もう帰らせてもいただきたい」




「今は普通に喋っていいぞ」




「あぁ、桜花が危ねぇんだ。」



「そうか、なら早く帰ってこい。」




「ありがとう」




「その為にそっちにやったんだからな」




「あぁ」




「気をつけてな」






「分かってる」




そう言って電話を切り、帰る準備をした。





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