涙が枯れる日 Ⅱ【完】





俺は女の髪を引っ張って顔を上げた






「俺はお前を殺してぇ。が、それをしたら桜花が悲しむ。だから“命だけ“は助けてやるよ」






「あ…ありがとうございます!」






「でももう今までの生活が出来ると思うなよ?お前は死んだも同然なんだからよ」






俺がそう言うと女は絶望の顔で床に崩れた






「遥斗〜、連れてきたぞ」






智の声に俺は智のところまで歩いた






智の横には白河組組長





「馬鹿な娘をもったな?」





「あぁ、2度もやるとは思ってなかった。」






「白河は潰れた。あのくそ女がどうなろうがいいよな?」





「あぁ。好きにしろ」





「お前にも務所には行ってもらう」





「分かった」





「言いたいこと言っとけよ?」





俺がそう言うと白河はくそ女のもとまで行き叫んでいた







「お前みたいなバカ娘、もう勘当だ。」





「パ…パ…?」





「お前はもう俺の娘じゃない!」





そう言って戻ってきた






隆と警察に連れていかれていった。



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