涙が枯れる日 Ⅱ【完】



ブ-ブ-ブ-




私は直ぐに電話に出た




「もしもし!」




「……あっ、桜花ちゃん?」




なんで…?




電話に出たのは、遥斗のお世話役の智君だった…。





「あ、あれ?遥斗は?」




私がそう言っても返事が返ってこない…。




「智君?遥斗まだ寝てる?」




「い、いや…。あのね…桜花ちゃん」




なんだか嫌な気がした…。




「どうしたの?」




「遥斗がさ…死んだんだ」




ナニヲイッテルノ?




ハルトガシンダ?


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