涙が枯れる日 Ⅱ【完】
いやいや、でか過ぎでしょ!
「ここだ。行くぞ」
と既に車を降りている遥斗達。
遥斗に差し出される手を握って門をくぐった。
すると、私達を挟むようにして並んでいる厳ついおじさん達が「おかえりなさい、若」と言って頭を下げた
す、すごい。
「ごめんな、怖くねぇか?」
と言ってきた
「怖くないよ!ただ、びっくりはしたやそけど」
「そうか、ならいい」
そういって歩き出した遥斗。
私は遥斗と離れないように急いで歩いた