涙が枯れる日 Ⅱ【完】
「ご、ごめんね?でもヤキモチは嬉しかったよ…?」
と言うと遥斗の顔が赤くなった。
そんな遥斗の顔を見て自分まで顔が赤くなる
「可愛いことしやがって…。今夜は寝れねぇぐれぇ可愛がってやる」
とニヤリと笑いながら言われた
私はとんでもない事を遥斗にしてしまった…
「もうやらない!!」
プイっと顔を逸らすと遥斗が私の頭を撫でてきて
「怒んなよ。可愛かったからまたやって?2人の時に」
な、なんだこの男は。
頭撫でながら可愛いこと言うなよー!
「気が向いたらね…」
と私が言ったら遥斗は満足な顔をして笑った
「ゴボッ…桜花ちゃん達は俺達が居ること忘れてるのかな?」
飛真の声で我に帰った私。
ま、まずい。
忘れてた。遥斗の機嫌取りに必死で…