涙が枯れる日 Ⅱ【完】
「まぁ良い。君が桜花ちゃんだね?初めまして、私が遥斗の父です」
と言ってまたもや微笑む遥斗のお父さん。
「は、初めまして!!明道桜花です!!」
「今日はわざわざ来てもらって悪いね」
「全然大丈夫です」
なんて話していると後ろからとっても綺麗な女の人が歩いてきた。
「雅人、いつまで立ち話するつもり?」
「あぁ、佳里か。そうだな」
そう言って佳里さんと言う女の人と歩いていった
「行くぞ」
と言って私の手をとる遥斗
「う、うん!て、てか…ここでも手繋ぐの?」
私が照れながら言うと遥斗は「当たり前」と言った
遥斗が平気でも私は恥ずかしいんだけどな…
そんな私をよそに歩く遥斗