涙が枯れる日 Ⅱ【完】
「遥斗はいい人を見つけたな」
「あぁ、親父も早く素直になれよ」
遥斗の言葉を聞いたお父さんは少し赤くなりながら「うるせぇぞ」と言っていた
私には何のことか分からなかったけど楽しそうだしいいと思った
「話は終わったか?」
「あぁ、わざわざありがとな。桜花ちゃんもこんな息子だけどよろしくね」
「はい!」
「じゃ帰るぞ」
「また来いよ。桜花ちゃんもいつでも来てくれていいからね」
「あぁ」
「はい!また来ます!」
「私もまたじっくり話したい!待ってるね!」
「はい!」
「あ、桜花ちゃん!ちょっと…」
そう言って手招きをする佳里さん
私はよくわからないで近寄ると…
「今日桜花ちゃん遥斗の家泊まるのよね?」
「あ、はい/////」
「遥斗君ね、ハンバーグ好きなのよ。良かったら作ってあげて?遥斗君喜ぶと思うわ!」
遥斗がハンバーグ…?
「意外ですね!」
「私もそう思うわ!でも、雅人も一緒なの」
そう言ってフフフッと笑う佳里さんの顔は恋する乙女だった…。
「いい情報ありがとうございます!」
「いいのよ!楽しんでね?」
「はい!」
佳里とバイバイし、私は急いで遥斗の所まで向かった