涙が枯れる日 Ⅱ【完】
「でも遥斗にしたら珍しいな」
そう言ってミラーごしから飛真が笑って言った
「あぁ?なんでだよ」
「だって遥斗なら真っ先に桜花ちゃんを食べちゃうと思ってたし」
な、なに??
飛真何言ってんの??
「真っ先に食べたいのは山々なんだけどな、デート後でも桜花は食べれるからな」
こちらも何をおっしゃってるのか…
「まぁ〜それもそうだね!」
「そういう事だ」
な、なんで2人で解決してるの?
「ちょっ、私を食べるって?それってあ〜んな事とか、こ〜んな事とか?」
私が少し照れなが遥斗に聞くと
遥斗は意地悪な顔で
「当たり前だ。前にも言っただろ?桜花が退院したら抱くって」
「う、うん」
「デートが終わったら桜花を全部俺のモノにするからな?覚悟しとけよ」
そう言って不意打ちに私の口を塞いだ…