涙が枯れる日 Ⅱ【完】



「…反則だろ」




そう言って遥斗に抱きしめられた…





「遥斗…?」




「桜花が可愛いこと言うから悪いんだからな?」




「遥斗が言えって言ったからでしょ!」




「そんなもん知らねーよ。もうちょっと我慢しようと思ってたのに」





「そうなの…?」





我慢しようと思っててくれたんだ。




「けどもう無理。桜花が欲しい」




「うん」




「嫌なら今言えよ?俺止めれそうにねぇから」





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