涙が枯れる日 Ⅱ【完】
「よく見たらきみちょぉ〜可愛い〜ねぇ〜!暇っしょ?俺らと楽しぃ事しよーぜー」
意味の分からない事を言いながら、私の肩を腕を回してきた…
その瞬間、体がビクッとなった…
遥斗以外の男の人に触られるのに慣れていない私は、近づかれるのでも嫌なのに…
それに、お父さんの所為もあって過剰な反応になってしまう…
「あっれぇ〜?そんなビビンないでよぉ〜」
ヤバイ…
嫌だと思えば、思うほど体が震える。
こんな奴らに弱いと思われたく無いのに…