涙が枯れる日 Ⅱ【完】
**ありがとう**
「な〜にやってるの?おにーさんたち」
後ろから突然男が出てきた…
私を助けるように私を後ろに隠した謎の男
「あぁ〜ん?てめぇー誰だよ」
「なんでおにーさんたちに名乗らないとダメなの?」
「うるせぇー!!俺達を誰だと思ってるんだ!」
もしかして…やばい感じ?
「あ、あの…助けてもらったのは感謝しますが。あいつら族の奴ですよ?」
私が心配して、謎の男に逃げた方がいいと言った…
そしたら謎の男は
「フフフっ、大丈夫だよ。心配ありがとうね〜」
なんて笑いながら言ってきた…
この人…もしかして、どっかの族の人かな?