涙が枯れる日 Ⅱ【完】
「桜花ちゃん思ってること顔に素直に出ちゃってるからだよ〜」
う、嘘だ…
「そ、そんなに顔に出てますか?」
「いまさら〜?出てるよ?バッチシ!」
最悪だ〜
今までずっと遥斗達にもバレてたってことかー
今度から気をつけよー
「それにしても飛真さん若く見えもすねー」
とてもじゃ無いけど18歳には見えない顔をしている…
「皆に言われるんだよねー…、俺そんなに若く見える?」
「見えますよ!制服着てても違和感なさそうですもん」
「アハハッ、それは流石に無理だと思うけどなー」
「絶対いけますよ!学ランでも大丈夫なほどに」
「桜花ちゃん俺の事いじってるの?褒めてるの?(笑)
俺には褒め言葉には聞こえないんだけど」
いじけた顔で私を見てきた飛真さん。
すごく気にしてるんだなーっと思った(笑)