涙が枯れる日 Ⅱ【完】
「桜花ちゃんにお願いがあるんだけど」
「なんですか?」
「桜花ちゃんにちょくちょくここに来て欲しいんだけど」
そう言って渡されたのは1枚のチラシ…
“Blue love“と書いてある…
「これは?」
「俺のやってるお店だよー」
「どうしてこれを?」
「いつでもこの店に来て欲しくて渡したんだー」
「いいんですか?」
きっと、私が飛真さんの過去に気づいたのと一緒で、飛真さんも私に何かあると気がついたのかな?
「逆にいつでも来て!俺暇してるから」
「アハハ、店なのに暇してたら大変じゃないですか(笑)」
「ほんとーだ!桜花ちゃんと喋ってると楽しいから俺が来て欲しいんだよー」
「飛真さんが良いならいつでも行きますね」
「ありがとー!まってるね!」