涙が枯れる日 Ⅱ【完】
**忍び寄る悲劇***
昨日ぶりの学校…
校門を着いたあたりから騒ぎ始める周り
いつもと変わらない話の内容…
(まだ来てるよ〜)
(ねぇ〜昨日天龍様に泣かされたってホントかなぁ〜!だったらちょーわらえるんですけどぉ〜)
こんなにもくだらない話をして何が楽しいのか…
日に日に感覚が麻痺をしてくる…
私はそんなどうでもいい話を聞きながら教室に向かった…
―――ガラガラッ
私がドアを開けると一斉に集まる皆の視線
暖かいものとはかけ離れた軽蔑などが含まれた冷たい視線。
これもいつもの事。
学校をサボっていても慣れは慣れのようだ…。